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店長が教えるインテリア業界の実態「仕事内容と向いてる人と向いてない人」

インテリア関連

 

 この記事は就職活動や転職を考えている方で「家具屋さんで働きたい!」と思っている方に向けての記事です。

 この記事を読むとこんなことがわかります。

 

 1、家具屋の仕事内容

 2、家具屋で働くメリット

 3、家具屋で働くデメリット

 4、家具屋に向いてる人と向いてない人

 

 実際に就職して「失敗した・・・」なんてことがないように少しでもお役に立てればと思います。

 それではさっそく見ていきましょう。

家具屋の仕事内容

 当たり前ですが実際の仕事内容は会社によって異なります。

 また、個人経営などのお店によっても違いがでてくると思いますが中~大規模企業の家具屋さんであれば仕事内容はそこまで大きくは変わらないでしょう。

 大まかな雰囲気が伝わればいいかなと思うので参考にして下さい。

 下記の5点についてお話します。

 

・接客
・売り場づくり
・在庫管理
・家具配送
・クレーム対応

 

 ・接客

 お客様に商品を案内して販売する一連の動きとして接客を行います。

 人によっては接客というとお部屋丸ごとコーディネートやお客様の要望に合わせて様々な家具を案内するといってイメージをもっている方もいるかもしれませんね。

 しかしながら、実態としては接客のほとんどが「これ下さい」と言われて伝票を作成する場合が多いです。

 特にチェーン展開している家具屋さんのほとんどの接客は上記のようなスタイルになります。

 お客様に商品を提案して、素敵なお部屋を一緒に作っていくことはほとんどありません。(まったくないわけではないですが。)

 ここは、実際に働くと感じる大きなギャップの1つかもしれませんね。

 

 ・売り場づくり

 新商品が入荷してきたり、季節の変わり目になると売り場変えを行います。

 売り場買えに関しても会社によって実際の行う行動が変わってきます。

 某最大手の会社などは本部からの指示で配置や棚割りが決まっているので、店舗スタッフが自分で考えて売り場を作ることはほとんどありません。

 中小企業の会社であれば、自分で考えて売り場づくりなどが行える場合があります。

 売り場づくりを自分で行い思い描いた通りの売り場になったときはとてもうれしいです。

 また、その売り場が売り上げにつながっていくのを見るとやりがいは大きく感じます。

 会社によって売り場づくりが本部でするのか、店舗でするのか変わるために会社選びの際には売り場づくりのオペレーションは聞いておいたほうがいいかもしれません。

 

 ・在庫管理

 一般的な家具屋ではソファや食器棚のような大型家具は基本的に取り寄せです。

 この場合は店舗側での在庫管理等の業務は発生しません。

 雑貨なども取り扱いがある会社であれば在庫管理が必要になります。

 在庫の発注は1週間に1回くらいです。

 発注した商品が入荷してきたら店頭に並べていきます。

 雑貨類は店頭に在庫がなければ売れない(わざわざ取り寄せしてまで買わない人がほとんど)のでここでの発注業務は売り上げに直結します。

 当然売れ筋は多く持ち、売れない商品は最小限だけ持ちます。

 在庫コントロールがうまくでき、売り上げが伸びたときはやりがいにつながる人もいるでしょう。

 

 ・家具配送

 家具を配送するときは「委託業者」か「自社便配送」の2つにわかれます。

 基本的には大手企業でもほとんどが委託業者に任しています。

 イレギュラーなことが発生した場合は自社便での配送になります。このときは自分たちで配送するので配送の技術も必要になってきます。

 配送自体はなれると難しくはないので業務をこなすうちに覚えていくでしょう。

 

 ・クレーム対応

 これが一番厄介ですね。

 家具業界はアパレル業界などに比べて商品の不具合によるクレームが圧倒的に多いです。

 アパレル業界から家具業界に転職されて方がよく驚いていました。

 家具自体が、硬くて重いのでキズが付いたりすることがあるのは当たり前といえば当たり前なのですがクレーム対応はやはり精神的にきついものです。

 あとは、基本的には天然の木材を使うことが多いので木目の違い等もでてきます。こちらは、接客の際に注意点を伝えながら販売するとある程度は未然に防げます。

 また、大きい家具であれば搬入ができなということもあるので接客の際には搬入経路の確認なども必要になってきます。

 木目の違いや搬入経路等に関しては接客の際に確認ができるので未然に防げることが多いのですが、キズなどの商品クレームは防ぎようがないのでつらいところですね。

 

家具屋で働くメリット

 箇条書きで書いていきましょう。

 ・家具について詳しくなる。

 ・木材に詳しくなる。

 ・家具の補修技術身に付く。

 ・たまにお客さんと仲良くなる。

 ・たまに楽しい接客がある。

 ・売り場づくりが楽しい。

 ・特別に難しい技術がいらない。

 ・自分の部屋がおしゃれになる。

 ・ほかの人にもインテリアについてのアドバイスできる。

 ・配送がうまくなる。

 ・バイヤーなどになれば商品の導入の決定ができる。

 以上です。

家具屋で働くデメリット

  こちらも箇条書きで書いていきます。

 ・クレームが多い。(これが結構きつい。)

 ・コーディネートを行うような接客はあまりない。(ほとんどがお客さんからの「これ下さい。」)

 ・作業自体は単調なことが多い。(大企業になればなるほど)

 ・大手家具屋になると売り場づくりは本部からの指示のため自分で決めれない。

 ・バイヤーなどの競争率が高い。

 ・結構肉体労働 配送版 配送が多くなってくると人によってはヘルニアになる方などもいます。

 ・結構肉体労働 接客版 基本的に接客の時は常に立ちっぱなしです。

 ・結構肉体労働 雑貨類の品出し 段ボールにまとまって入ってくるので意外に重い

 以上です。

家具屋に向いてる人と向いてない人

 それでは「向いてる人」と「向いていない人」はどのような人なのでしょうか。

 見ていきましょう。

 (※あくまで個人的な意見です。参考までにどうぞ。)

 

 向いている人

 ・単純作業が得意な人

 ・ある程度接客が好きな人

 ・インテリアが好きな人

 ・結果より過程を楽しめる人

 

 向いていない

 ・新しいことに常に挑戦したい人

 ・結果によって給料に反映されることを望んでいる人

 ・変化を求める人

 ・接客が嫌いな人

 ・体力が極端に弱い人

 ・過程より結果を追い求める人

 

まとめ

 いかがだったでしょうか。

 インテリア業界は華やかな印象を持たれる方も多いのではないでしょうか。

 しかし、実際のところは地味な作業の連続です。

 バイヤーなどになればある程度クリエイティブな仕事ができる場合もありますが、競争率はかなり高いのが現実です。

 現実とギャップに悩みやめてしまう人も多数見てきました。

 そうならないためにもこの記事が皆さまのためになれば幸いです。

 

 え?ちなみに私が仕事が楽しいかどうかって?

 それはもちろん・・・・

 

 楽しいです。

  

 ではまた。

 

 

 

コメント

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