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「逃げる」がテーマのマンガ【逃げ上手の若君】第18話 ネタバレと感想

マンガまとめ

 この記事は逃げ上手の若君の第18話 「悪党1334」のネタバレと感想です。

 ※この記事はネタバレを含む内容が記載しています。

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ネタバレ

 第18話 「悪党1334」のネタバレはこちら

 

作戦会議

 「この辺境の小さな村が・・・諏訪にとって最大の急所?」

 吹雪はそう説明します。

 皆気づいていないだけ。100人もいれば難攻不落の要塞に化けるだろうと。

 ここを占領して軍をおけば国境から攻め込む際にこの上なく有利になる。

 「諏訪領の豊かな大集落浅田庄を挟み撃ちにできますから。」

 兵法でいう掎角の勢。これがなされれば諏訪側は大量の領地を失うことになる。

 おそらく敵側にそうゆう兵法に通じている者がいると推測。

 吹雪としてはこの村を守り戦略的価値も合わせて諏訪に伝えれば大きな褒美をもらえると踏んでいる。

 「そんな事よりよく食うな!」

 「え」

 米を大量に食しながら軍議をする吹雪につっこむ狐次郎。

 三日で村の蓄えを食べつくしたという吹雪。

 村の危機の原因がいると雫。

 「寒いですからねぇ。いくら食べても温まらなくて。」

 雫は吹雪と出会ったときを思い出す。

 

 神事の際に東信濃へ出張したとき、もらった捧げものを忍び込んで食べつくしていたそう。

 そのときはクマに取られてごまかしたけど頼重がおなかをすかして大変だったという。

 謝る吹雪。

 

 「なにせ空腹と幼子の頼みには逆らえない性で。」

 その姿をみて時行は思う。

 冷静沈着な策士に見えて以外と不器用な男だ。と。

 そもそも策士なら勝てる方を選ぶ。幼子だけの村をわざわざ守ろうとしない。

 「ところで兄さま」

 雫は頼重が妙に心配していたことを思い出す。

 安全な未来が見えていないかもと思い、子供たちを連れて逃げること進言します。

 「いや、できれば村も守りたい。子らの親の埋葬も供養もできていない。故郷と親を一度に失うのは少々憐れだ。心に整理がつく間ぐらいはいさせてやりたい。」

 その言葉に了承する雫。

 そのため一行はそれぞれの動きに出る。

 亜也子と雫で麓の村で助太刀の兵を借りてくる。

 玄蕃は至急諏訪大社に戻って援軍の要請を。

 子供の避難は4人で手分けすることに。

 作戦会議をしている中時行は吹雪に話しかける。

 「吹雪殿。少し外でいいだろうか。」

 

征蟻党出陣

 「今の朝廷は辺境まで監視する力がない。」

 それをいいことに諏訪領の端を削れとの貞宗の命令を受けていた征蟻党の頭。

 挟撃戦略を成功させるために中山庄に通じる3つの集落を落としてきた。

 「でもお頭ぁ。村の民どもこんなに殺して貞宗ってやつに怒られません?」

 かまわないという頭。元悪党に道徳を期待するほうが間違いだという。

 そして、南無阿弥陀仏を唱えながら死体に唾をはく。

 「こういっときゃ仏様が全て罪をチャラにして下さる。便利だろ。」

 そして、全軍で中山庄に向かう征蟻党。

  

 時行と吹雪は稽古をしていた。

 「なるほど驚異的な逃げ上手だ。」

 しかし攻撃となると糞雑魚の時行。

 「そんな貴方でも敵を殺せる剣術を教えてほしいと。」

 時行の一振りの間に食べながら総括する吹雪。

 護られてばかりではいやな時行は教えをこいたいのだと話す。

 「長寿丸と言いましたね。雫の兄上ですか?」

 「・・・ああ、兄様は親しみを込めたあだ名のような」

 他の仲間たちにも親しみと忠義が感じられる時行に対して高貴なものかと聞く。

 それに対して。親は武士だったが火事で市に親族も無いので諏訪大社に拾ってもらったとい説明。

 孤児ゆえの気遣いと優しさと理解した。

 逃げる以外に光るものはないが乱世に似合わない温かさは大きな武器だと感じた吹雪。

 「ありますよ。あなたに合った必殺の秘剣が。」

 喜ぶ時行。

 その技は狙って決めれるものがいないと思っていたが、時行ならすぐに会得できるかもという。

 吹雪が思うにこの世で最も優しく慈悲深く、元雄も残酷な剣。

 「鬼心仏刀」

 ただし、一騎討でしか使えない技だとか。

 急にぶつぶつ言いだす吹雪。

 おそらく明日には敵の本軍が攻めてくるはず。

 「貴方には・・・敵の大将殺って頂く!」

 雫が呼んでくる援軍と時行の逃げ上手は天が授けた戦の勝機だという。

 

 「ヒィィィィー」

 口笛を吹き合図を出す頭。

 「よし両面からの包囲が完成した。」

 入口から攻めずに山の中から攻めるのは伏兵の可能性があるから。

 手間をかけて道なき道から奇襲する方が安全と説明。

 

 この時代の「悪党」とは土地を失い野党と化した武士たちや税も納めず独立天国を築く武士たちのこと。

 いわば属の奔放さと武士の戦闘力を兼ね備えた集団。戦闘経験が豊富にありそこらへんの賊とは比較にならない。

 侍として鍛え上げた心身を使い下劣の限りに奪いつくす。

 「大人は殺し童は奴隷に。略奪の美酒を味わおう。行くぞ。」

 「ピュン、ピュンピュン」

 そこに後ろから大量の矢が撃ち込まれる。

 「何っ」

 山頂に伏兵がおり、突入と同時に攻撃されたのだ。

 部下はその武士たちを殺そうとするが無視をして村を攻めろと頭はいう。

 その戦略を使うのは自分たちに兵力が少ないと白状したも同じ。

 「敵は少ない。村さえ占拠すれば戦は終わる!」

 窓から征蟻党を見る吹雪。

 「さぁて戦だ。」

 

感想

 征蟻党の頭は本当に絵に描いたような悪党だな。

 敵役としては申し分ないね。

 

 吹雪に関してはいろいろと伏線が張られていたような。

 ・大量に飯を食うのは体が寒いから。

 ・頼重の未来が見えないのは吹雪のせい?

 ・ぶつぶつつぶやくのが頼重に似ている。

 ・雫と吹雪の名前がなんとなく似ている気もする。

 ・どこでそんな兵法と剣術を身につけたのか。

 色々伏線ありましたなぁ。いくつかはミスリード誘う用の伏線もありそうですね。

 でも、大量に飯を食う原因と頼重の未来見えないことに関しては何かきちんとした伏線として回収されそうな予感がします。

 

 そして、新技「鬼心仏刀」。時行ならすぐに会得できそうだというその技の正体が気になります。

 来週を楽しみにまちましょう。

 ではまた。

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