この記事は逃げ上手の若君の第9話のネタバレと感想です。
※ネタバレを含む内容が記載されています。
前回のあらすじ
前回のあらすじはこちらを参考にどうぞ。
ネタバレ
第9話のネタバレはこちら。
時行V貞宗
逆転を狙って犬を射ようとする時行。
だが、死角から馬ごとの体当たりで妨害する貞宗。
貞宗は徹底して妨害してきます。
ここで頼重のアドバイス。
「逃げながらの射撃を編み出すのだ!」
今まで散々達人の弓を見てきた時行ならいけるだろうと頼重。
このアドバイスは時行には効果てきめんでした。
頭が冴える。自分から犬を狙うときは緊張で手元も見えないのに逃げているときは頭が冴えてすべてを見渡せる。
貞宗の弓を冷静に分析。
動きを先読みして弓を構え、射る瞬間上半身がピタリと止まる。
しかし、それをマネするには技術が不足しています。
そこで何かに気づく。
「いや、できる!ある瞬間だけ・・・私にも解決できる!」
押し捻り
犬を狙う時行。
そこに、馬で死角から迫る貞宗。
死角からの体当たりがわかっている時行は体を後方に捻ります。
「押し捻り」
貞宗の死角からの体当たりを予測しての行動です。
しかし、押し捻りをしても当てられないさらに死角へ回られます。
「私は逃げ上手の北条の子だ。逃げながらなら何でもやれる。」
なんと時行は片足を外しさらに体をひねります。
予想外の攻撃に驚く貞宗。時行の矢は貞宗の喉を射当てます。
「押し捻りの首!二点!」
大衆が沸きます。
決着
一瞬でのとっさの判断と曲芸射撃を可能にする平衡感覚と柔らかい身体。
逃げるときに潜在能力を発揮する時行。
狐次郎「決まりっすね。若の得意技は押し捻りだ」
頼重「未来ではもっと少年心をくすぐる通称で呼ばれるようだ。」
(紀元前。中東国家パルティアが世界最強だったローマの大軍をこの後ろ射ちで撃破した。パルティアのとった後ろ射ち戦術は現代においても逃げながらの攻撃の代名詞となっている。)
落馬した貞宗は頭を守る姿勢に入る。
そこを飛び越えて時行が貞宗の頭部に矢は放つ。
出典 : 逃げ上手の若君 第10話
押し捻りの頭!3点!!
5対4にて長寿丸の勝ち!
時行の逆転勝利。さらに沸く大衆。
「貴方が射た巫女の耳のお返しだ。」
(偶然耳に当たっただけだけど)
頼重「よう勝たれましたな。逃げながらの戦いは楽しいでしょう。」
「さて、貞宗殿賭けの約束だ。諏訪から立ち去り今後一切手出しはしないで頂きましょう。」
貞宗「図に乗るな。犬追物などただの余興だ!」
「逆賊に組した貴様らは近いうちに所領没収だ。北条残党なぞそのあとゆっくり探してやるわ!」
北条を目の間にして貞宗が言います。
貞宗「頼重め。なぜあの小僧を出してきた?」
「確実な勝算があったとはとても思えん。それに、立ち居振る舞いに品があった。あの齢ではそう身につかない上流階級の品だ。まさか北条の一族?!いや、そんな重要人物を儂の前に出すはずがない!頼重の意図がわからん!」
頼重の予想通り、貞宗は目が良すぎるがゆえに気が付きすぎて迷うという予想通りに困惑。
「さるお方と打ち合わせて北条一族らしきものが潜伏している噂をここを含め全国各地に流しています。」
全国どこでも怪しいとなれば敵方の注意は分散する。その間に力を蓄える。
逃げながらも進める戦。
天下の道のりはすでに走り出しています。
感想
時行たまたま当てた耳に対して「巫女のお返し」ってさらっと言えちゃうのかっこいいやん。素敵やん。
以上!
ではまた。
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